・トルコリラの見通しはどう?
・XMのトルコリラのスプレッドや必要証拠金、スワップポイントなどについて知りたい。
・XMでトルコリラをトレードする方法は?
・XMでトルコリラを取引するメリット・デメリットは何?
XMは海外FX大手の老舗業者で、米ドルトルコリラとユーロトルコリラを取引できます。
そして、米ドルトルコリラとユーロトルコリラのスワップポイントは、トルコリラ円よりもスワップポイントが大きい傾向があります。
しかし、トルコリラは値動きが激しく円やドルに対して長期的に下落しており、また政治的および経済的リスクも高いので、
スワップ投資で稼げる一方で、リスク管理には注意したいところです。
では早速、XMでトルコリラのスワップ投資を始める前に知っておきたいポイントや投資ポイントを交えて、解説していきます。
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目次
投資トレード観点から見るトルコリラの特徴
投資トレード観点から見るトルコリラの特徴は、以下の4つです。
・高金利通貨のためスワップポイントが大きい
・2018年トルコショックなど政治的リスクが高い
・ローザンヌ条約の失効で資源大国になる可能性
それぞれ解説していきます。
高金利通貨のためスワップポイントが大きい
トルコリラは中央銀行が設定する短期金利である政策金利が高いので、スワップポイントが大きいです。
スワップポイントとは、FXにおいてポジションを日をまたいで持ち越すことで発生する通貨間の金利差の利益または損失のことです。
なので、日本円やドルなどの比較的金利が低い通貨を売ってトルコリラを買うことで、毎日スワップポイントを受け取ることができるということですね。
ご覧の通り、高いときは24%もあり世界が超低金利環境であった頃でも4%から10%付近を推移しており、長期間にわたって金利が高いことが分かります。
そのため、このトルコリラのスワップポイントを目的とした長期投資が、投資家に人気です。
XMで実際に毎日どのくらいトルコリラでスワップポイントを稼げるかは、「トルコリラ-スワップポイント」をご覧ください。
2018年トルコショックなど政治的リスクが高い
トルコリラは大統領の発言や外交問題などで過去に何度も大きな値動きを経験しており、政治的リスクが高いです。
トルコ当局がアメリカ人牧師を拘束したことをきっかけに、トルコとアメリカの関係がさらに悪化しましたが、
トルコのエルドアン大統領は強硬姿勢を崩さなかったため、米トランプ大統領は制裁としてトルコに対し関税の引き上げを発表したことをきっかけに、
トルコリラは対円で、1日で約20%もの暴落が発生しました。
その他にも、下記のようなケースが発生したことがあります。
・エルドアン大統領による中銀総裁の解任→1日で約17.8%の暴落(2021年3月)
・エルドアン大統領によるリラ建て定期預金の為替差損の保証発表→1日で約58%の暴騰(2021年12月)
このように、トルコリラは政治的リスクが非常に高く、ニュースには常に気をつける必要があります。
ローザンヌ条約の失効で資源大国になる可能性
現状、トルコは原油や天然ガスを輸入しており、資源を他国に依存している状態です。
しかし、第一次世界大戦に敗れたことによって1923年に締結した100年間地下資源開発の禁止を明記しているローザンヌ条約が2023年に失効し、
トルコ国内の資源開発が、進んでいくと言われています。
地下には石炭やクロム鉱石が豊富に埋蔵されており、黒海では大規模な天然ガスがすでに発見されています。
よって、今後トルコは資源輸入国から資源輸出国になる可能性もあり、トルコリラに長期的にポジティブに影響を与えると考えられます。
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XMトルコリラ取引の基本情報
XMのトルコリラ取引の基本情報は、以下の通りです。
シンボル | TRY |
種類 | 通貨ペア |
取扱通貨ペア | USDTRY EURTRY |
取引時間 (日本時間) | 午前07:05〜午前06:50 |
平均スプレッド | USDTRY:250pips EURTRY:430pips |
スワップポイント | あり |
最大レバレッジ | 100倍 |
最小/最大ロット | 0.01/50 |
XMでは、トルコリラ円の取り扱いはなく、米ドルトルコリラ(USDTRY)およびユーロトルコリラ(EURTRY)の取引が可能です。
トルコリラ-取引時間
XMでの米ドルトルコリラおよびユーロトルコリラの取引時間(日本時間)は、以下の通りです。
冬時間(11月〜3月) | 午前07:05〜午前06:50 |
夏時間(4月〜10月) | 午前06:05〜午前05:50 |
平日朝の15分間は、メンテナンス時間となり、取引できません。
取引時間の変更は、XMから送られてくるメールで確認することもできますし、公式サイトの『お知らせ』ページでも確認できます。
トルコリラ-スプレッド
XMの米ドルトルコリラおよびユーロトルコリラのスプレッドは、口座タイプによって異なります。
XMで使えるそれぞれの口座タイプの米ドルトルコリラおよびユーロトルコリラの平均スプレッドを見てみましょう。
スタンダード口座 | マイクロ口座 | KIWAMI極口座 | ゼロ口座(手数料込み) | |
米ドルトルコリラ | 250pips | 250pips | 200pips | 241pips |
スタンダード口座 | マイクロ口座 | KIWAMI極口座 | ゼロ口座(手数料込み) | |
ユーロトルコリラ | 430pips | 430pips | 190pips | 421pips |
米ドルトルコリラとユーロトルコリラのスプレッドは、共にKIWAMI極口座で最も狭くなっていますね。
なお、ピップ値計算機によると米ドルトルコリラおよびユーロトルコリラの1pipsの価値はそれぞれ現状68.61円なので、
例えば、スタンダード口座では1ロットのスプレッドは、日本円で
・17,152円(米ドルトルコリラ)
・29,502円(ユーロトルコリラ)
となります。
また、KIWAMI極口座でのユーロトルコリラのスプレッドはスタンダード口座の半分以下なので、実質13,035円ほどに抑えられお得です。
トルコリラ-スワップポイント
スワップポイントとは、ポジションを日をまたいで持ち越すことで発生する通貨間の金利差の利益または損失のことです。
スワップポイントは、相場状況や経済状況によって変わります。
現状の米ドルトルコリラおよびユーロトルコリラの1ロットのスワップポイントは、以下の通りです。
買いスワップポイント | 売りスワップポイント |
−5,294円 | −1,866円 |
買いスワップポイント | 売りスワップポイント |
−6、562円 | −1,072円 |
2023年3月時点では、トルコリラを売っても買ってもスワップポイントを支払う羽目になってしまいます。
ただし、スワップポイントは日々変化するので、現時点でのスワップポイントを把握したい場合はXM公式サイトのオールインワン計算機を使うとよいでしょう。
トルコリラのスワップポイントがマイナスでも、ペソやランドなどの他の人気の高スワップ通貨がプラスになっていることもあります。
トルコリラにこだわりがない方は、ペソやランドにも投資妙味があるかどうか見ておくと良いでしょう。
トルコリラ-レバレッジ
XMでは米ドルトルコリラおよびユーロトルコリラは、すべての口座タイプで最大100倍のレバレッジで取引できます。
XMの最大レバレッジは1000倍ですが、流動性の低さやハイリスクな通貨のため100倍に制限されています。
しかし、最大レバレッジ25倍である国内FXの4倍で取引が可能なので、必要証拠金を国内FXより4分の1に抑えて資金効率を高めることができます。
トルコリラ-必要証拠金
XMの米ドルトルコリラおよびユーロトルコリラの必要証拠金は、次の式で求めることができます。
『取引サイズ』÷『レバレッジ』×『市場価格』=『必要証拠金』
※取引サイズは、1ロットにつき100,000
『100,000(取引サイズ)』÷『100(レバレッジ)』×『19.30(市場価格)』=19,300リラ
1リラ=6.82円と仮定すると、19,300リラ×6.82円でXMで1ロット取引する際に必要な証拠金は、131,626円となります。
最小ロットである0.01ロットでは、必要な証拠金は1,316円となります。
米ドルトルコリラを取引する前に、オールインワン計算機で必要証拠金を把握しておくと良いでしょう。
トルコリラ-損益計算
XMの米ドルトルコリラおよびユーロトルコリラの損益は、次の式で求めることができます。
『取引サイズ』×『エントリー時と決済時の差額(pips)』=『損益』
※取引サイズは、1ロットにつき100,000
以下のようになります。
『100,000(取引サイズ)』×『【19.50−19.30】(pips)』=20,000リラ
1リラ=6.82円と仮定すると、136,400円の利益となります。
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XMでチャートにトルコリラを表示し取引する方法
XMでトルコリラをチャートに表示し取引する前に、XMの口座開設とプラットフォームであるMT4またはMT5のダウンロードが必要です。
すでにXMの口座を持っている方でも、メイン口座とは別にトルコリラのスワップ取引用の口座を持っておくと良いでしょう。
メイン口座の取引への支障や余剰証拠金が失うのを避けるためです。
1、MT4またはMT5を開き、気配値を表示する
まず、MT4またはMT5を開き、赤枠の「気配値」を表示します。
そこから赤枠の「検索するシンボルを入力」をクリックしてください。
2、検索欄よりトルコリラを選択する
「検索するシンボルを入力」に「try」と入力すると、「USDTRY」または「EURTRY」と表示されます。
それから、+ボタンを押してください。
すると、「気配値」に米ドルトルコリラまたはユーロトルコリラが表示されて、取引できるようになります。
XMでのトルコリラ取引デメリット
XMでトルコリラを取引する際のデメリットは、以下の3点です。
・買いスワップのマイナスが大きい
・スプレッドが広い
・長期的に下落している
では、見ていきましょう。
買いスワップのマイナスが大きい
米ドルトルコリラおよびユーロトルコリラの買いスワップは、売りスワップに比べて何倍も大きくマイナスになっている傾向があります。
買いスワップポイント | 売りスワップポイント |
−5,294円 | −1,866円 |
買いスワップポイント | 売りスワップポイント |
−6、562円 | −1,072円 |
そのため、買いポジションの持ち越しには、ご注意ください。
しかし、トルコリラが大きく下落する場合は、米ドルトルコリラまたはユーロトルコリラのロングを一時的にするのもありでしょう。
スワップ用のポジションと両建てになりリスク回避できますし、ロングの為替差益が発生していることも十分考えられるからです。
スプレッドが広い
XMで米ドルトルコリラおよびユーロトルコリラの平均スプレッドは、以下のように広く設定されています。
スタンダード口座 | KIWAMI極口座 | ゼロ口座(手数料込み) | |
米ドルトルコリラ | 250pips | 200pips | 241pips |
ユーロトルコリラ | 430pips | 190pips | 421pips |
例えば、スタンダード口座での米ドルトルコリラの平均スプレッドは日本円で17,152円、ユーロトルコリラは29,502円となります。
ただし、KIWAMI極口座での米ドルトルコリラとユーロトルコリラは、それぞれ日本円で13,722円、13,035円と抑えられています。
スプレッドが広く設定されている理由は、流動性が低いため突発的な値動きが発生しやすく、政治的リスクが高いことから、XMも取り扱うのにリスクが高いからです。
また、他の海外FX業者でもトルコリラをはじめとする新興国通貨のスプレッドは、広く設定されています。
XMの全銘柄のスプレッドについては、下記の記事をご覧ください。スプレッドを狭くする方法も解説しています。
長期的に下落している
トルコリラは米ドルとユーロ、円に対して、画像の通り長期的に下落しています。(※画像はトルコリラ円)
画像では、2008年のリーマンショックのときの下落を未だ回復できていないことがわかります。
なので、一生トルコリラに投資し続けて寝かしておくやり方は、上手くいかない可能性が高いですね。
スワップ目当てにXMで米ドルトルコリラおよびユーロトルコリラを取引する際は、週足月足の上限でショートして、ある程度為替差益が出たら利確しても良いと思います。
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XMでのトルコリラ取引メリット
XMで米ドルトルコリラまたはユーロトルコリラを取引する際のメリットは、以下の3点です。
・トルコリラ円よりスワップが大きい
・必要証拠金が国内FXに比べて少なくて済む
・最大レバレッジ100倍で取引可能【ゼロカットあり】
では、見ていきましょう。
トルコリラ円よりスワップが大きい
現状XMの米ドルトルコリラおよびユーロトルコリラのスワップポイントはマイナスですが、プラスのときは1ロットで1,000円から2,000円ほど日々受け取ることができます。
国内FX業者のトルコリラ円のスワップポイントは100円から240円ほどなので、XMでは国内FX業者のおよそ10倍のスワップポイントを得ることができる訳ですね。
トルコリラだけでなくペソやランドなどのマイナー通貨に関しても、XMでは国内FX業者より何倍も大きなスワップポイントがあります。
また、トルコリラのスワップポイントがマイナスのときでもペソやランドではプラスになっていることもあるので、スワップ目当ての方は目を向けておくと良いでしょう。
ペソとランドがどのくらいのスワップポイントが発生するかやそれぞれの特徴については、下記の記事をご参考ください。
必要証拠金が国内FXに比べて少なくて済む
先ほど解説しましたように、XMでは米ドルトルコリラ及びユーロトルコリラをスタンダード口座で、現状それぞれ1ロットにつき131,626円、142,250円の証拠金で取引できます。
なので、少額資金で大きな取引ができるのが強みのXMですが、トルコリラに関しては特にそう言えるわけではありません。
しかし、国内FXよりかは同じ取引量でも少ない資金で可能ですね。
また、現時点でのトルコリラの必要証拠金が変わっていることもあるので、XM公式サイトのオールインワン計算機でご確認ください。
最大レバレッジ100倍で取引可能【ゼロカットあり】
トルコリラと同じように高金利通貨であるペソやランドは最大レバレッジ1000倍で取引できますが、トルコリラに関しては、最大レバレッジ100倍に制限されています。
しかし、それでも最大レバレッジ25倍の国内FXより4倍なので、少額資金でも国内FXではできなかったまとまった量を取引できます。
また、XMは口座残高がマイナスになっても補填してくれるゼロカットを用意しているので、最悪ロスカットされても借金が発生する心配がありません。
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XMトルコリラ取引まとめ
今回は、XMのトルコリラ取引について解説させていただきました。
・米ドルトルコリラ及びユーロトルコリラはトルコリラ円よりスワップポイントが大きい傾向がある
・XMでは最大レバレッジ100倍で取引できる
・そのため、必要証拠金が国内FXに比べて少なくて済む
・スプレッドが広く、短期取引には不向き
・2023年にローザンヌ条約が失効し資源大国になる可能性がある
・しかし、トルコリラは円やドルに対して長期にわたって下落している
・政治的リスクに強く左右される傾向がありニュースには敏感になる必要がある
ということが、お分かりになって頂けたかと思います。
トルコリラのスワップポイントは非常に魅力的です。
また、トルコも南アフリカやメキシコと同様、これから経済発展していく国であることに間違いありません。
しかし、トルコリラは未だ円やドル、ユーロなどの先進国通貨に対して長期的に下落傾向にあります。
なので、米ドルトルコリラまたはユーロトルコリラでスワップ投資する際は、週足月足の高値上限まで引きつけてショートし、ある程度差益が発生したら利確しても良いかもしれません。
また、週足月足の上限に到達したとしても一気にフルロットで投資するのではなく、ロットを小分けにして投資する方が良いでしょう。
上記のことを実践すると、比較的再現性の高いスワップ投資を実現できるはずです。
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