・XMのレバレッジ規制のタイミングは?
・XMのレバレッジはどのくらい制限されるの?
・XMのレバレッジ規制を解除する方法を知りたい。
・XMと他業者のレバレッジ規制の比較を見たい。
他業者だけでなくXMも、過剰なリスクを回避する目的で最大レバレッジを制限してくることがあります。
どのようなときにレバレッジ規制をされるのか知らないと、いきなり必要証拠金が増えて、思ったように取引できなかったり、保有ポジションに影響が出てきたりと、トレードが不自由になってしまいます。
では、レバレッジ規制の含み損の取り扱いやXMと他業者のレバレッジ規制比較も交えて解説していきます。
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目次
XMのレバレッジ規制は含み損も考慮されるのか
XMではレバレッジ規制の際、含み損も考慮されます。
なので、XMでは有効証拠金が4万ドルを超えると段階的にレバレッジが規制されますが、含み損のポジションがある場合、有効証拠金額からマイナスの未実現損益として差し引かれて
その結果、有効証拠金額が4万ドルを下回るなら、レバレッジが制限されることはありません。
また、注意点としましては、XMでは1つのアカウントで8つの口座を保有できますが、アカウント全体で有効証拠金額が4万ドルを超えるとレバレッジ規制が実施されるということです。
そのため、1つの口座で含み損のポジションによって4万ドルを下回っていたとしても、別口座に有効証拠金があり、それによって4万ドルを超えてしまう場合、アカウント全体でレバレッジが制限されます。
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XMのレバレッジ規制・制限タイミング
XMでは、以下の5つのケースでレバレッジが規制されます。
・アカウント内の有効証拠金残高による規制
・口座タイプによるレバレッジ規制
・一部の銘柄のレバレッジ規制
・リスクの高いイベント前のレバレッジ規制
・利用規約違反によるレバレッジ規制
それぞれ確認していきましょう。
アカウント内の有効証拠金残高による規制
最大レバレッジ | 有効証拠金残高 |
---|---|
1000倍 | $5〜$40,000 |
500倍 | $40,001〜$80,000 |
200倍 | $80,001〜$200,000 |
100倍 | $200,001以上 |
上の表のように、XMでは有効証拠金額が4万ドルを超えると段階的に最大レバレッジが制限され、20万ドルを超えると最終的に100倍まで制限されます。
有効証拠金はトレード画面で、下記の画像のように赤枠のところで表示されます。
また、有効証拠金は「口座残高+クレジット(ボーナス)+ポジションの未実現損益(スワップポイントも含む)」で計算されます。
※1つの口座の有効証拠金だけでなく、アカウント内の全口座の有効証拠金が4万ドルを超えると、レバレッジが制限されます。
※有効証拠金は米ドルベースなので、円建て口座の場合ドル円レートによって、レバレッジ制限の金額が変動します。
口座タイプによるレバレッジ規制
口座タイプ | 最大レバレッジ |
---|---|
スタンダード口座 | 1000倍 |
マイクロ口座 | 1000倍 |
KIWAMI極口座 | 1000倍 |
ゼロ口座 | 500倍 |
上の表のように、ゼロ口座は最大レバレッジが最初から500倍に抑えられています。
また、ゼロ口座の場合は8万ドルを超えてからレバレッジが200倍に規制されます。
最初からレバレッジ1000倍で取引したい場合は、スタンダード口座かマイクロ口座、KIWAMI極口座を選ぶと良いでしょう。
一部の銘柄のレバレッジ規制
XMでは、マイナー通貨、貴金属、エネルギー、コモディティ、株式指数、仮想通貨で、特にハイリスクな銘柄に対して、最大レバレッジが制限されています。
以下の表は、レバレッジ制限されている銘柄ごとの最大レバレッジになります、ご参考ください。
銘柄ジャンル | 銘柄 | 最大レバレッジ |
---|---|---|
マイナー通貨 | USDTRY、EURTRY | 100倍 |
マイナー通貨 | EURDKK、EURHKD、GBPDKK、 USDDKK、USDHKD、USDCNH | 50倍 |
貴金属 | SILVER | 400倍 |
貴金属 | PALL、PLAT | 22.2倍 |
エネルギー | BRENTCash、NGASCash、OILCash | 200倍 |
エネルギー | BRENT、OIL、OILMn | 66.7倍 |
エネルギー | GSOIL、NGAS | 33.3倍 |
コモディティ | COCOA、COFFE、CORN、COTTO、 HGCOP、SBEAN、SUGAR、WHEAT | 50倍 |
株式指数 | AUS200Cash、EU50Cash、FRA40Cash、IT40Cash、NETH25Cash、SPAIN35Cash、 SWI20Cash、EU50、FRA40、SWI20、USDX、VIX | 100倍 |
株式指数 | CA60Cash、ChinaHCash、US2000Cash | 250倍 |
株式指数 | GER40Cash、JP225Cash、UK100Cash、US100Cash、US30Cash、 US500Cash、GER40、JP225、UK100、US100、US500 | 500倍 |
株式指数 | HK50Cash | 6.7倍 |
株式指数 | SA40Cash | 400倍 |
仮想通貨 | BTCUSD、ETHUSD | 500倍 |
仮想通貨 | BCHUSD、BTCEUR、BTCGBP、ETHEUR、 ETHGBP、LTCUSD、XRPUSD | 250倍 |
仮想通貨 | AAVEUSD、ADAUSD、ALGOUSD、AVAXUSD、AXSUSD、BATUSD、COMPUSD、 ENJUSD、FETUSD、GRTUSD、LINKUSD、MATICUSD、OMGUSD、SKLUSD、 SNXUSD、SOLUSD、STORJUSD、SUSHIUSD、UMAUSD、UNIUSD、XLMUSD、ZRXUSD | 50倍 |
また、XMでは仮想通貨に限って段階式証拠金率が適用され、ロット数によって最大レバレッジが制限されます。
例えば、BTCUSDの場合は、以下のようになります。
ロット数 | 段階式証拠金率 | 最大レバレッジ |
---|---|---|
0〜40 | 0.2% | 500倍 |
40〜120 | 0.4% | 250倍 |
120〜200 | 2% | 50倍 |
200以上 | 100% | 1倍 |
このようにロット数が40以上になると、段階的に最大レバレッジが制限され、最終的に1倍に規制されます。
また、仮想通貨ごとにレバレッジ規制がかかるロット数が異なるので、気になる仮想通貨が何ロットからレバレッジ規制されるか把握するには、XM公式サイトの仮想通貨取引条件をご確認ください。
リスクの高いイベント前のレバレッジ規制
XMでは、米大統領選挙などの市場が大きく動くことが予測されているイベント前に、XMの独自の判断でレバレッジが規制されることがあります。
例えば、上の画像は2016年の米大統領選挙のときですが
・全ての通貨ペア、ゴールドおよびシルバーが100倍
・全ての株式指数およびコモディティの全CFD商品が25倍
に最大レバレッジが制限されました。
その他にも最近の事例では、以下のようなレバレッジ規制が実施されました。
実施日 | イベント | 対象銘柄 | レバレッジ規制 |
---|---|---|---|
2019年12月 | イギリス総選挙 | ポンド関連の全通貨ペア | 888倍→200倍 |
2020年4月 | コロナショック | ・GSOILおよびNGAS ・OIL、OILMnおよびBRENT | ・33.3倍→17.1倍 ・66.7倍→25倍 |
このようにリスクの高い重要なイベント前や相場が異常な値動きをする場合、レバレッジ規制がされることがあります。
利用規約違反によるレバレッジ規制
XMでは、経済指標発表時のみを狙ったハイレバトレードと窓埋めのみを狙ったトレードは禁止されており、発覚すると、XM側から50倍から100倍などにレバレッジ規制が施されます。
最初はレバレッジ規制だけで済みますが、その後も改善されないようだと、利益没収や口座凍結が施される可能性が高いので、ご注意ください。
また、特にナンピン系など激しく取引を行うEAもXM側のサーバー負荷軽減のため、最大レバレッジ100倍などレバレッジ制限されたケースもあります。
XMの利用規約は複数ありますが、利益没収や口座凍結されないためにも、下記の記事で事前に確認しておくことをオススメします。
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XMのレバレッジ規制の解除方法
XMでは、有効証拠金残高が4万ドルを超えてしまった場合や利用規約に違反してしまった場合レバレッジが規制されますが、以下で解説する方法で、レバレッジ規制を解除できます。
それぞれ解説していきます。
有効証拠金残高によるレバレッジ規制を解除するやり方
まず、XMのマイページにログインします。
マイページ入ると、メニューの『口座』をクリックします。
すると、上記画像と同じページに移動でき、下記の表を参考にして、『資金の出金』ボタンからご希望の最大レバレッジを復活できる有効証拠金残高になるまで出金しましょう。
有効証拠金残高 | 最大レバレッジ |
---|---|
$5〜$40,000 | 1000倍 |
$40,001〜$80,000 | 500倍 |
$80,001〜$200,000 | 200倍 |
$200,001以上 | 100倍 |
資金を出金しましたら、メニューの『サポート』をクリックし、XMサポートにメールでレバレッジ規制を解除してもらうように要求します。
すると、上記画像のように『オプションを選択する』というメニューに『レバレッジ変更』が復活し、レバレッジを変更できます。
利用規約違反によるレバレッジ規制を解除するやり方
経済指標発表時のみまたは窓埋めのみを狙った取引を繰り返すのは利用規約違反なので、XMから最大レバレッジが50倍から100倍などに規制されることがあります。
※普段から普通のトレードをしていれば、経済指標発表時や窓埋めトレードも可能です。
しかし、上記のトレードを意図的ではなくたまたましてしまった場合や改善した場合、XMサポートに連絡することで、レバレッジ規制を解除してくれることがあります。
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XMと他社のレバレッジ規制タイミング比較
有効証拠金残高 | XM | Axiory | BigBoss | Tradeview | ThreeTrader | iFOREX | Titan FX |
---|---|---|---|---|---|---|---|
$5〜$40,000 | 1000倍 | 400倍 | 1111倍 | 500倍 | 500倍 | 400倍 | 500倍 |
$40,001〜$80,000 | 500倍 | 400倍 | 555倍 | 500倍 | 500倍 | 400倍 | 500倍 |
$80,001〜$200,000 | 200倍 | 300倍 | 200倍 | 100倍 | 500倍 | 400倍 | 500倍 |
$200,001以上 | 100倍 | 200倍 | 100倍 | 100倍 | 500倍 | 400倍 | 500倍 |
有効証拠金額によるレバレッジ規制のタイミングは、業者ごとに異なります。
上の表から分かるように、有効証拠金額が4万ドルまでは全ての業者で最大レバレッジは、規制されていません。
そして、XMでは4万ドルまでは最大レバレッジ1000倍とほとんどの他業者より高く取引できて、資金が少ない方にとって嬉しい内容となっていますね。
また、ThreeTrader、iForex、Titan FXは、有効証拠金額がいくらであっても最大レバレッジが規制されず、固定されています。
しかし、レバレッジのみで業者を選ぶのは良いとは言えず、全体的な要素を見て判断するべきでしょう。
重要度の高い要素としては、以下が挙げられます。
・出金拒否がないか
・スプレッドは狭いか
・プロモーションは豊富か
・約定力は高いか
出金拒否 | スプレッド | プロモーション | 約定力 | |
---|---|---|---|---|
XM | なし | 広い (※KIWAMI極口座は狭い) | ・口座開設ボーナス3千円 ・入金ボーナス100%+20% ・XMロイヤリティプログラム | 高い |
Axiory | なし | 狭い | 不定期の入金ボーナス | 高い |
BigBoss | なし | 狭い | ・不定期の入金ボーナス ・BigBossPoint | 高い |
Tradeview | なし | 狭い | なし | 少し低い |
ThreeTrader | なし | 狭い | ポイントプログラム | 少し低い |
iFOREX | なし | 狭い | ・ウェルカムボーナス ・お友達紹介プログラム ・不定期ボーナス | 低い |
Titan FX | なし | 狭い | お友達紹介プログラム | 高い |
XMのスタンダード口座はスプレッドが狭いと言えませんが、KIWAMI極口座を使えば上記のスプレッドの狭い業者と同じかそれ以下にスプレッドを抑えれます。
また、プロモーションもXMが最も豊富で、XMロイヤリティプログラムというキャッシュバック制度は業者の中で最も還元率が高いですよ。
そして、注文の通りやすさに関する約定力ですが、XMの約定力はマリー取引を採用しているためトップレベルに高いです。
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XMレバレッジ規制まとめ
今回は、XMのレバレッジ規制の際の含み損の扱い、レバレッジ規制タイミング、レバレッジ規制解除方法や他業者とのレバレッジ規制の比較を解説させていただきました。
・XMのレバレッジ規制は含み損も考慮される
・XMでのレバレッジ規制タイミングは5つある
・しかし、レバレッジ規制タイミングは他業者と共通している
・XMの有効証拠金額によるレバレッジ規制タイミングは他業者と比べても普通である
・レバレッジ規制タイミングより重要な要素を他業者と比べても、XMはトータルで優れている
ということが、お分かりになっていただけたかと思います。
レバレッジ規制タイミングは5つありますが、特に有効証拠金額によるレバレッジ規制は気づきにくく、レバレッジが引き下げられた結果、必要証拠金が増えたり、保有ポジションに影響が出たりと、取引に支障をきたすこともあります。
なので、有効証拠金額が4万ドル、8万ドル、20万ドルあたりに近づいてきたら、レバレッジ規制に引っかからないために、こまめに出金するとよいでしょう。
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