・メキシコペソの見通しはどう?
・XMのメキシコペソのスプレッドや必要証拠金、スワップポイントなどについて知りたい。
・XMでメキシコペソをトレードする方法は?
・XMでメキシコペソを取引するメリット・デメリットは何?
XMは海外FX大手の老舗業者で、米ドルメキシコペソに対してスワップポイントを提供しており、メキシコペソ円よりもスワップポイントが大きい傾向があります。
しかし、メキシコペソは値動きが激しく円やドルに対して長期的に下落しており、また政治的および経済的リスクも高いので、
スワップ投資で稼げる一方で、リスク管理には注意したいところです。
では早速、XMでメキシコペソのスワップ投資を始める前に知っておきたいポイントや投資ポイントを交えて、解説していきます。
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目次
投資トレード観点から見るメキシコペソの特徴
投資トレード観点から見るメキシコペソの特徴は、以下の4つです。
・高金利通貨のためスワップポイントが大きい
・2050年までに日本に匹敵する経済大国になるとの予測
・アメリカ経済と密接な関係にある
・原油と密接な関係にある
それぞれ解説していきます。
高金利通貨のためスワップポイントが大きい
メキシコペソは中央銀行が設定する短期金利である政策金利が高いので、スワップポイントが大きいです。
スワップポイントとは、FXにおいてポジションを日をまたいで持ち越すことで発生する通貨間の金利差の利益または損失のことです。
なので、日本円やドルなどの比較的金利が低い通貨を売ってメキシコペソを買うことで、毎日スワップポイントを受け取ることができるということですね。
ご覧の通り、2023年は11%で世界が超低金利環境であった頃でも4%付近を推移しており、長期間にわたって金利が高いことが分かります。
そのため、このメキシコペソのスワップポイントを目的とした長期投資が、投資家に人気です。
XMで実際に毎日どのくらいメキシコペソでスワップポイントを稼げるかは、「メキシコペソ-スワップポイント」をご覧ください。
2050年までに日本に匹敵する経済大国になるとの予測
メキシコは2050年までに日本と同程度かそれ以上の経済大国になると、予測されています。
世界最大の投資銀行であるゴールドマンサックスは、メキシコが2050年までに世界第5位の経済規模になっていると予測する一方で、
他の経済予測では、世界第7位の経済規模と予測しているところもあります。
国民の平均年齢が27歳で、人口も約1億1,601万人(2020年)と日本と同じくらいの人口を保有し、経済的基礎力が強いです。
また、石油や金銀の産出が豊富な資源国家でもあり、外資の誘致にも積極的です。
ただし、2050年までに日本に匹敵する経済大国になると予測されているからといって、メキシコペソが上昇するかは疑問です。
なぜなら、30年にわたる長期チャートでは、円に対してメキシコペソが下落しているからですね。
アメリカ経済と密接な関係にある
メキシコ経済はアメリカ経済と密接な関係にあり、アメリカ経済の影響をダイレクトに受ける側面もあります。
2021年は、輸入全体の約44%、輸出全体の約81%をアメリカに依存しています。
また、メキシコに強硬姿勢を示していたトランプ大統領が2016年に大統領に当選したときは、メキシコペソは大幅な下落を記録しています。
よって、メキシコペソを取引する際は、経済的にも政治的にもアメリカの動向に注視する必要があると言えるでしょう。
原油と密接な関係にある
メキシコは産油国であるため、原油の値動きと密接な関係があります。
そのため、メキシコペソと原油の値動きが連動する傾向があります。
メキシコペソ円と原油価格の値動きを見てみましょう。
原油価格が上がるとメキシコペソが上がり、原油価格が下がるとメキシコペソが下がる相関関係があることが分かります。
よって、メキシコペソを取引する際は、原油も注視しておいた方が良いでしょう。
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XMメキシコペソ取引の基本情報
XMのメキシコペソ取引の基本情報は、以下の通りです。
シンボル | MXN |
種類 | 通貨ペア |
取扱通貨ペア | USDMXN (米ドルメキシコペソ) |
取引時間 (日本時間) | 午前07:05〜午前06:50 |
平均スプレッド | 239pips (※スタンダード口座) |
スワップポイント | あり |
最大レバレッジ | 1000倍 |
最小/最大ロット | 0.01/50 |
メキシコペソ-取引時間
XMでの米ドルメキシコペソの取引時間(日本時間)は、以下の通りです。
冬時間(11月〜3月) | 午前07:05〜午前06:50 |
夏時間(4月〜10月) | 午前06:05〜午前05:50 |
平日朝の15分間は、メンテナンス時間となり、取引できません。
取引時間の変更は、XMから送られてくるメールで確認することもできますし、公式サイトの『お知らせ』ページでも確認できます。
メキシコペソ-スプレッド
XMの米ドルメキシコペソのスプレッドは、口座タイプによって異なります。
XMで使えるそれぞれの口座タイプの米ドルメキシコペソのスプレッドを見てみましょう。
スタンダード口座 | マイクロ口座 | KIWAMI極口座 | ゼロ口座(手数料込み) | |
---|---|---|---|---|
米ドルメキシコペソ平均スプレッド | 239pips | 239pips | 180pips | 176pips |
ゼロ口座のスプレッドが、最も狭くなっていますね。
なお、ピップ値計算機によると米ドルメキシコペソの1pipsの価値は現状74.20円なので、
例えば、スタンダード口座では1ロットのスプレッドは、日本円で約17,733円(74.20×239pips)となります。
メキシコペソ-スワップポイント
スワップポイントとは、ポジションを日をまたいで持ち越すことで発生する通貨間の金利差の利益または損失のことです。
スワップポイントは、相場状況や経済状況によって変わります。
現状の米ドルメキシコペソの1ロットのスワップポイントは、以下の通りです。
買いスワップポイント | 売りスワップポイント |
---|---|
−3、625円 | 1,272円 |
米ドルメキシコペソを1ロットショートすると、毎日1,272円のスワップポイントが入ってくるということですね。
1ヶ月保有すると39,432円、10ロットだと394,320円になります。
なお、スワップポイントは日々変化するので、現時点でのスワップポイントを把握したい場合はXM公式サイトのオールインワン計算機を使うとよいでしょう。
メキシコペソ-レバレッジ
XMでは米ドルメキシコペソは、すべての口座タイプで最大1000倍のレバレッジで取引できます。
最大レバレッジ25倍である国内FXの40倍で、取引が可能ですよ。
メキシコペソ-必要証拠金
XMの米ドルメキシコペソの必要証拠金は、次の式で求めることができます。
『取引サイズ』÷『レバレッジ』×『市場価格』=『必要証拠金』
※取引サイズは、1ロットにつき100,000
『100,000(取引サイズ)』÷『1000(レバレッジ)』×『18.3936(市場価格)』=1839.36ペソ
1ペソ=7.42円と仮定すると、1839.36ペソ×7.42円でXMで米ドルメキシコペソ1ロット取引する際に必要な証拠金は、13,648円となります。
最小ロットである0.01ロットでは、必要な証拠金は136円となります。
米ドルメキシコペソを取引する前に、オールインワン計算機で必要証拠金を把握しておくと良いでしょう。
メキシコペソ-損益計算
XMの米ドルメキシコペソの損益は、次の式で求めることができます。
『取引サイズ』×『エントリー時と決済時の差額(pips)』=『損益』
※取引サイズは、1ロットにつき100,000
以下のようになります。
『100,000(取引サイズ)』×『【18.90−18.36】(pips)』=54,000ペソ
1ペソ=7.42円と仮定すると、400,680円の利益となります。
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XMでメキシコペソをチャートに表示し取引する方法
XMで米ドルメキシコペソをチャートに表示し取引する前に、XMの口座開設とプラットフォームであるMT4またはMT5のダウンロードが必要です。
すでにXMの口座を持っている方でも、メイン口座とは別にメキシコペソのスワップ取引用の口座を持っておくと良いでしょう。
メイン口座の取引への支障や余剰証拠金が失うのを避けるためです。
1、MT4またはMT5を開き、気配値を表示する
まず、MT4またはMT5を開き、赤枠の「気配値」を表示します。
そこから赤枠の「検索するシンボルを入力」をクリックしてください。
2、検索欄よりメキシコペソを選択する
「検索するシンボルを入力」に「mx」と入力すると、「USDMXN」と表示されます。
それから、+ボタンを押してください。
すると、「気配値」に米ドルメキシコペソが表示されて、取引できるようになります。
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XMでのメキシコペソ取引デメリット
XMで米ドルメキシコペソを取引する際のデメリットは、以下の3点です。
・買いスワップのマイナスが大きい
・スプレッドが広い
・長期的に下落している
では、見ていきましょう。
買いスワップのマイナスが大きい
米ドルメキシコペソの買いスワップは、売りスワップに比べて何倍も大きくマイナスになっている傾向があります。
買いスワップポイント | 売りスワップポイント |
−3、625円 | 1,272円 |
そのため、買いポジションの持ち越しには、ご注意ください。
スプレッドが広い
XMで米ドルメキシコペソのスプレッドは、広く設定されています。
スタンダード口座での平均スプレッドは239pips(約17,733円)、最も狭いゼロ口座でも176pips(約13,059円)です。
スプレッドが広く設定されている理由は、流動性が低いため突発的な値動きが発生しやすく、政治的リスクが高いことから、XMも取り扱うのにリスクが高いからです。
また、XMだけでなく、他の海外FX業者でもメキシコペソをはじめとする新興国通貨のスプレッドは、広く設定されています。
長期的に下落している
メキシコペソは米ドルと円に対して、画像の通り30年前から長期的に下落しています。(※画像はメキシコペソ円)
なので、一生メキシコペソに投資し続けて寝かしておくやり方は、上手くいかない可能性が高いです。
スワップ目当てにXMで米ドルメキシコペソを取引する際は、週足月足の上限でショートして、ある程度為替差益が出たら利確しても良いと思います。
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XMでのメキシコペソ取引メリット
XMで米ドルメキシコペソを取引する際のメリットは、以下の3点です。
・米ドルペソはペソ円よりスワップが大きい
・必要証拠金が少なくて済む
・最大レバレッジ1000倍で取引可能【ゼロカットあり】
では、見ていきましょう。
米ドルペソはペソ円よりスワップが大きい
米ドルメキシコペソ | メキシコペソ円 | |
---|---|---|
スワップポイント | 1,272円 | 200円前後 |
ご覧の通り、XMの米ドルメキシコペソのスワップポイントは、メキシコペソ円よりも6倍ほど大きくなっています。
しかし、スワップポイントは日々変動し上昇または下落しているため、現時点でのスワップポイントを確認するには、
XM公式サイトのオールインワン計算機をご利用ください。
必要証拠金が少なくて済む
先ほど解説しましたように、XMでは米ドルメキシコペソを現状スタンダード口座で、1ロットにつき13,000円ほどの証拠金で取引できます。
なので、まとまった資金がないが高金利通貨を取引したい方には、米ドルメキシコペソはオススメですね。
また、現時点での必要証拠金に関しても、XM公式サイトのオールインワン計算機でご確認ください。
最大レバレッジ1000倍で取引可能【ゼロカットあり】
XMにおいて他の高金利通貨は最大レバレッジが制限されますが、米ドルメキシコペソは最大レバレッジ1000倍で取引が可能です。
そのため、少ない証拠金でもまとまった取引をすることができるということです。
また、XMはロスカットになっても追証を補填してくれるゼロカットを用意しているので、最悪ロスカットされても借金が発生する心配がありません。
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XMメキシコペソ取引まとめ
今回は、XMの米ドルメキシコペソ取引について解説させていただきました。
・米ドルメキシコペソはメキシコペソ円よりスワップポイントが大きい傾向がある
・XMでは最大レバレッジ1000倍で取引できる
・そのため、必要証拠金が少なくて済む
・スプレッドが広く、短期取引には不向き
・2050年までに世界有数の経済大国になると予測されている
・しかし、メキシコペソは円やドルに対して長期にわたって下落している
・原油とアメリカと密接関係がある
ということが、お分りなって頂けたかと思います。
メキシコペソのスワップポイントは、非常に魅力的です。
しかし、メキシコは2050年までに経済大国になると予測されていながらも、メキシコペソは未だ円やドルなどの先進国通貨に対して長期的に下落傾向にあります。
なので、米ドルメキシコペソでスワップ投資する際は、週足月足の高値上限まで引きつけてショートし、ある程度差益が発生したら利確しても良いかもしれません。
また、週足月足の上限に到達したとしても一気にフルロットで投資するのではなく、ロットを小分けにして投資する方が良いでしょう。
やはりメキシコペソはマイナー通貨なので、ボラティリティがドル円などのメジャー通貨より圧倒的に高いからです。
上記のことを実践すると、比較的再現性の高いスワップ投資を実現できるはずです。
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