ライフ・マネー

リーマンショックの裏で大儲けした投資家達から学べること

こんにちは、Nonです。


SVB破綻の4ヶ月前から、こちらの記事に検索エンジンよりアクセス急増!

何かを示唆していたのか、勘の良い人らが見に来ていたのか。


以下で説明することは、経済学を机上で学んでいる経済学者が投資で負けまくっているという事実からも、あなたの投資の成績が良くなることとは関係ありませんからね。実践の伴うことのない無闇なインプットほど無駄で愚かなことはありませんので。
Non


この記事を書いた僕はFXで最高月収1500万円で信ぴょう性はあるのかなと、暇つぶしに書いた記事です。
Non


今後、某海外FX業者の特化ブログにするので、こちらの記事は削除します。
Non


投資の勉強で過去の金融危機を調べることがあるのですが、2008年9月に世界経済を崩壊寸前に追い込んだリーマンショックについて調べているとその裏で退場していく投資家達を横目に大儲けしていた投資家達がいたので、まとめてみようと思いました。


その大儲けした投資家達から投資初心者の方にとっても非常に学べることがあるのかなと思います。


でも、そもそも

 

リーマンショックって何?


って思う投資初心者の方もいるかもしれません。


特に20代の若い世代にはあまり知らない人も多いかもしれませんね。
(まあ、自分もあの当時は中1でリーマンショックのことなんか全く知りませんでした笑)


リーマンショックはサブプライムローン問題がそもそもの原因で、その影響をモロに受けたリーマンブラザーズという伝統的な大手金融機関が2008年9月に破綻したことで引き起こされた世界的金融危機のことです。

 


サブプライムローンとは低所得層向けの住宅ローンのことで、2000年代はじめのアメリカでは住宅価格が高騰しておりリスクが高いにも関わらず低所得者層に積極的に貸し出されていました。


そして、金融機関はそのサブプライムローンを債券にし高利回りの金融商品として別の金融機関や投資家に売りさばき、莫大な手数料を稼いでいたのです。


つまり、その手数料目的で低所得者層に貸し出していた面もあるということです。


焦げ付く可能性の高いサブプライムローンのリスクは他の者に全部なすりつけて、その一方で高い手数料はしっかり頂くというずる賢いビジネスをしていたわけですね。


しかも、金融の知識を悪用し格付けの悪いサブプライムローンの債券をAAA、つまり最高格付けに偽装させていました。


それに騙された金融機関や投資家が世界中にとんでもない数でいたわけです。


さすがに詐欺師も腰を抜かすほどの悪知恵が働いたことをしていたと思います。。


で、リーマンショックが引き起こされた原因が分かったところで、リーマンショックがどれくらい凄まじかったかといいますと


年初来たった数ヶ月で日経平均が-50%ほど下落したり、トヨタが59年ぶりに赤字転落したり、銀行が一切お金を貸さなくなったから企業がバタバタ倒産したり、多くの派遣社員が首を切られたりしていました。


しかし、そんな大変な時期でも大儲けしていた投資家達がいたわけです。

 

リーマンショックの裏で大儲けした投資家達とは

 

きっとリーマンショックで儲けた世界のどこかの個人投資家がいるでしょうが、自分の知る限り2パターンの投資家達がいました。


その2パターンの投資家達というのが

 

①保険会社と博打勝負に挑んだヘッジファンドなどの投資家達
②保険会社や他の金融機関をカモにした投資銀行


のことです。

 

①保険会社と博打勝負に挑んだヘッジファンドなどの投資家達


そもそもヘッジファンドとは、さまざまな金融商品、取引手法でマーケットの上げ下げや景気に関わらず、利益を追求するファンドのことです。


だいたい億単位の資産がないとヘッジファンドでの運用は断られます。


そして、そのヘッジファンド達がどのように利益を上げたかというと


サブプライムローンの債券に対するCDSという金融商品を購入することで儲けることができました。


CDSとは、債務不履行といった信用リスクが発生したとき保証金を手にすることができるものです。


つまり、デフォルトに対する一種の保険契約のことです。


例えば、トヨタの社債に対してCDSの契約を結ぶことで年間5万ドルのプレミアム(保証料)を払わなければいけないが、トヨタが10年以内にデフォルトに陥れば1億ドルの保証金を手にすることができ


それに対して、CDSの売り手はトヨタが10年以内にデフォルトするはずがないと考え、買い手側から毎年5万ドルのプレミアムを受け取ります。


しかし、トヨタがデフォルトすると必ず1億ドルの保証金を買い手側に支払わなければいけません。


言ってみれば、保険会社との博打勝負ですね。


リーマンショックの際、ヘッジファンドはサブプライムローンの債券自体に対して空売りはできなかったので、CDSで間接的に空売りした感じです。


そして、不動産市場がもうすぐ暴落しサブプライムローンの債券もデフォルトすると読んだヘッジファンドが大量のCDSを購入しました。


しばらく保証料を払ったのち、大量の債券のデフォルトとともに多額の保険金を手にし大儲けしました。


しかも先ほど述べたようにサブプライムローンの債券はAAAに偽装されていたので、安い保証料を払うだけで大丈夫だったのです。
(AAAはデフォルトのリスクが極めて小さいので、支払う保証料は額面の0.5%程度で安く済む)

 


実は、この話は『マネーショート華麗なる大逆転』という映画にもなっています。


あまり覚えていないのですが、登場するヘッジファンドは確か10億円を1,000億円に増やすことに成功していました。


世間やメディアの主張・考えに合っていなくても自分の主張・考えを信じることの大切さが伝わってきた映画でしたね。


自分の主張・考えを信じることは、投資の分野でもかなり大切なマインドだと思います。
(知識・分析を積んだ前提ですが)


で、倫理的に問題なのが

 

②保険会社や他の金融機関をカモにした投資銀行


のやり方です。


そのやり方というのが


まず、サブプライムローンの債券のCDSをその質の悪さを理解している投資家達に売りつけ、高い保証料を手にする
(今回はBBB相当の格付けでCDSの契約を交わしたので、額面の2.5%程度の保証料がある)
次に、このCDSの権利を金融の知識を悪用しAAAに偽装したのち、保険会社を含む金融機関に売りさばく
(そうすることでAAA相当の額面0.5%程度の安い保証料を払うだけで、金融機関にサブプライムローンの債券のデフォルトリスクをなすりつける)


というものです。


ちょっと難しいと思いますが、売りつけたCDSの権利をAAAに偽装させもう一度売りさばくことで、サブプライムローンの債券のデフォルトリスクを回避しながら2.0%ほどの保証料を手にすることができるわけですね。


つまり、タダ同然で投資家に売ったCDSの保証料と金融機関に売ったCDSの保証料の差額を受け取ることに成功したわけです。


このAAAに偽装されたCDSを信じて大量に購入してしまった金融機関にリーマンブラザーズなどの投資銀行やAIGなどの保険会社が含まれていたのです。


そして、不動産市場が暴落するとともにサブプライムローンの債券もデフォルトに陥り、それに対するCDSの巨額の保証金払いを請求され、破綻に追い込まれたということです。


一言で言うと、リーマンブラザーズやAIGはこの資本主義社会の巨大なマネーゲームの敗北者になったという感じです。

 


CDSの権利を金融の知識を悪用してAAAに偽装させるのは、やはり倫理的に問題があると思います。


その結果、リーマンブラザーズなどを破綻に追い込んで世界経済を不況の奈落に陥れましたしね。


まさにこれこそウォール街の強欲主義が生んだものだと思います。


しかし、リーマンショックの裏で大儲けしたこれら2パターンの投資家達からは多くのことを学べますし、その学んだことはあなたが投資をするときにも大いに役に立つと思います。

 

リーマンショックの裏で大儲けした投資家達から学べること


今回、彼らから学べることというのが

・大手金融機関だからといって簡単に信用してはいけない
・多くの大衆と同じことをするのは投資の世界では危険
・下落相場も収益に変える考えも大事でこういう投資のやり方もあり


という3つのことです。


1つずつ説明していきますね。


3つとも大事な内容であなたの投資に対する見方が変わるかもしれないので、全部に目を通すことをオススメします。

 

大手金融機関だからといって簡単に信用してはいけない


まず、先ほどの保険会社などの金融機関をカモにした投資銀行のケースを見ると、「企業としてブランドがあるから‥」「あの企業はCMを打っているから‥」といった理由で簡単に信用するべきではないということです。


先ほどのケースでは主に企業に対して行われた詐欺的なやり口でしたが、消費者に対しても詐欺的なことが行われることもあります。


例えば、国内の大手証券会社でも顧客にある株を勧めたりすることがありますが、その株は決して良いものでなかったり割高になっているタイミングで勧められたりすることがあります。


それも一回限りでなく、複数回にわたって何個も勧めてくるケースが多いです。


そうだとやっぱり顧客が損することが必然的に多くなってしまいます。その一方で証券会社の方は毎回手数料を儲けていることになります。


僕の祖母も証券会社の営業マンに勧められて投資信託の取引をしていますが、「ある投資信託で損を出すと一旦売却して、次はこの投資信託に乗り換えてはどうか」といった感じで複数回にわたって売買を勧められていましたね。


そうすると、証券会社には毎回手数料が入ってくることになります。


乗り換えた投資信託が利益を出していたので僕もこれ以上辞めとけばと祖母に言わなかったですが、手数料の安いネット証券の方がいいよと勧めると理解できない(理解しようとしない)ということで、僕ももういいやで放っておくことにしました。



また、証券会社の出す銘柄に関するレポートなどは、証券会社がもともと安値で持っていた銘柄を売却するためのものと言われていることもあります。


銘柄に関するレポートはだいたいすでにその銘柄が高値になっているときに提出されることが多く、そのレポートを読んで、その銘柄が欲しいと思った個人投資家たちが高値掴みさせられるパターンです。


その一方で、証券会社はその安値で拾った銘柄を個人投資家たちに高値で買わせ、たんまりと儲けるわけですね。


そして、証券会社などの大口がその銘柄から抜けることになるので、それ以降株価がずるずると下がっていくこともあります。



これらの証券会社の営業やレポートのことを見る限り、大手金融機関だからといって簡単に信用するべきではないです。


一昔前の野◯証券は資産の小さい顧客のことを「ゴミ箱」と表現していましたし、やはり顧客のことを「ATM」と同じものとして扱っている面もあるのかなと思います。


これに関してはFX自動売買システム(EA)でも詐欺的なものが非常に多く、上記のものよりタチが悪いと言えます。


しかし、その中でも本物のEAも存在し、しっかり利益を積み重ねてくれるものもありますよ。


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証券会社などの金融機関に「カモ」にされないためにも、自分で投資の勉強をするのはとても大事です。
(ネット上の投資案件に関しても同じことが言えます)


勉強するのが面倒臭いなら金融機関のアドバイスに従えばいいと思いますが、やっぱりいいように扱われる可能性も高いと思います。

 

多くの大衆と同じことをするのは投資の世界では危険


次に、「みんなそう言っているから‥」「友人も会社の同期もやってるから‥」といった感じで周りと合わせるのは投資の世界では危険ということです。


その周りの多くの大衆というのが、普段株などをしない人たちにあたります。


例えば、主婦や大学生などがあげられます。
(昔は靴磨きの少年でした)


そういった普段株などをしない人たちが自分もやってみると言い出すときには、もうすでに天井だというケースは多いです。つまり、もうこれ以上上がらないということ。


相場が天井のときに、メディアがCMや雑誌などでかなり取り上げられるパターンが多く、それにしたがって普段株などをしない大衆が押し寄せてきます。


これが最後の宴になります。


投資が上手い人はそのときに安値で拾ったものを売却し、勝ち逃げします。



2017年末のビットコインのバブルでも同じことがありましたね。


その年の年末にビットコインのことが雑誌やCMで大きく取り上げられ、それにともなって普段やらないような大衆がドッと押し寄せ、彼らは「出川組」と呼ばれていました。(「出川組」と呼ばれているのは、ビットコインのCMに芸人の出川が出演していたからです)


その結果、ビットコインは最後のブチ上げがありましたが、その後すぐに急落してしまいました。


僕も2017年6月に日経新聞を見て確か40万円ほどでビットコインを1つ試しで買いましたが、その時点で後発組と思っていました。


なぜならば、日経新聞に取り上げられ大衆に知られる所になったからです。
(しかし、日経新聞の読者層は一部の社会層に限られます)


しかし、その後大衆紙などの多くのメディアに取り上げられることになり、大暴騰したわけですね。



それは、リーマンショックが発生するまでの市場でも少なからず見られたことでした。


アメリカは2000年代初めからインターネットバブル崩壊にともなう不況から脱却するために利下げを行っており、それが不動産市場にバブルを発生させてしまったんですね。


不動産市場は値上がりを続けたので、不動産を買っておけば儲かる・値が下がるはずがないといった認識がアメリカで広まり、それと同時に最初に説明したサブプライムローンなども流行り、市場の景気の良さに浮かれた普段やらないような人たちがドッと押し寄せた構図です。


その時点で、上手な投資家は先ほどの『①保険会社と博打勝負に挑んだヘッジファンドなどの投資家達』で説明したように、その大衆とは反対に市場の下落を意識するようになります。


また、それとは逆に市場が下落し大衆がもうダメだと思い始めたら、上手な投資家は市場の上昇を意識するようになります。


投資の神様ウォーレンバフェットの「みんなが貪欲なときに恐怖心を抱き、みんなが恐怖心を抱いているときに貪欲であれ」という言葉が上記のことを如実に表現していますね。


これは値動きの激しいFXでも言えることです。


例えば、市場のドル円の買い(ロング)が多ければ、逆にそれを損させるかのようにドル円が暴落するというケースはたくさんありました。
(もちろん、こういうことがこれからも発生するでしょう)



多くの大衆と同じことをするのは投資の世界では危険です。


特に日本人は周りと同じことをすること・権威のある者の意見や主張に安心を感じる傾向があるので、それを克服するのは少し難しいかもしれません。


それを回避するには、やっぱり投資の勉強をし知識をつけ分析するしかないと思います。


それをしていくうちに多くの人やメディアの意見・主張と反対だとしても自信を持って投資できるようになると思います。

 

下落相場も収益に変える考えも大事でこういう投資のやり方もあり


最後に、下落相場も収益に変えるという心構えは大事で、もちろんこれも投資になってくるので100%稼げるとは言えませんが、単純にチャンスが2倍になります。


しかも、市場の下落は上昇よりも早く、数年かけて作り上げた上昇をたった数ヶ月で消し去る勢いがあります。

(市場にも重力があると考えるとわかりやすいですね)


つまり、その下落を取ると早く大きく稼げる可能性は高いですし、多くの投資家が退場していく中一人勝ちしているといったこともあります。


で、その下落を取っていくには多くの方は「空売り」をしなければいけないと考えているかもしれません。


実際、日経平均先物の空売りや個別株の信用売りといったやり方は思惑と違ったとき危険で、最悪の場合借金を背負ってしまいます。


投資初心者にとって、手をだすものではないと思います。


しかし、下落を取っていくには何も空売りにこだわる必要はありません。


先ほどの『①保険会社と博打勝負に挑んだヘッジファンドなどの投資家達』で説明したように、彼らと同じやり方はさすがに個人でするのは難しいですが、似たようなやり方で儲けることもできます。


例えば、プットオプションを毎月宝くじ的に買うことでリスクを圧倒的に抑えて下落を取っていくことができます。


プットオプションの最大損失額は投入した資金のみとなり、失敗したとしても借金を背負うことはありません。


しかし、プットオプションにはそれぞれ取引の期日が設定されており、期日までに下落が来ないとその資金はドブに捨てることになります。


その一方で、期日までに大きい下落(暴落)が来ると1週間で資金が50倍、100倍になることもザラにあります。


2009年9月のリーマンショックのときも、プットオプションを購入するタイミングにもよりますが最大1,000倍近くになっていました。


2020年2月のコロナショックのときも最大800倍近くになっていましたね。


なので、下落が近いと考えて毎月5万円を宝くじ的に購入し1度だけでもコロナショック級の暴落を取ると、5万円が4,000万円になるわけですね。


5万円ではなく、取引するタイミングにもよりますが1万円ですることもできます。


これは借金を背負う可能性のある空売りよりも、小さい資金で始めれてかつリスクを圧倒的に抑えれる(最大損失額を資金だけに抑えれる)やり方です。



下落を取っていくという意味では、為替市場で僕が稼働させているFX自動売買システム(EA)も1日単位でドル円をはじめとするいろいろな通貨の下落のチャンスを逃さず取引してくれます。
(もちろん上昇のチャンスも逃さず取引します)


そして、それが結果的に安定的に利益を積み重ねてくれています。


しかも、名前の通りシステムが自動でやってくれるのでかなり楽です。


下記の記事で、大きな利回りを叩き出しているFX自動売買システムを紹介しているので、よければご覧ください。



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下落も収益に変えることに興味を持った方も多いのではないでしょうか。


投資系の情報発信者の多くが米国株や投資信託を勧めていますが、下落も収益に変えるという視点は抜けているように感じます。


彼らが勧める投資に下落も収益に変える投資も加えることで、鬼に金棒になると思います。




まとめますと、


リーマンショックの裏で大儲けした投資家達から学べることは


・大手金融機関だからといって簡単に信用してはいけない
・多くの大衆と同じことをするのは投資の世界では危険
・下落相場も収益に変える考えも大事でこういう投資のやり方もあり


ということです。


これらを知っているか知らないかで投資のパフォーマンスは変わってくると思います。


今回は以上です。

 

 

 

 

 

  • この記事を書いた人

Non

旧帝国大学在学中にFXをスタート、FX5年目。 最初の2年間は十回以上退場したが、3年目にして徐々に勝てるようになり、4年目に最高月収7桁達成しました。 「景気に左右されない資産運用・収入構築」を理念にブログを運営中。

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